・・・私がわたしであるために・・・

  大人の女性が安心して自己表現できるよう生きざまを魅せ、語り継いでいきます。

本当は、大好きだったんだ。

布団の中で、

ふと、母(育ての親)のこととが思い浮かんだ。

 

産んでくれた母には、

産んでくれたお礼を伝えることができたけど、

育ててくれた母には、

まだ、お礼の気持ちを伝えていない。

 

今度、行くときには、

伝えようと決めている。

 

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私は、この母が大嫌いだった(過去形)

母から受ける愛は、

私には、重すぎて拒絶してしまいたい物だった。

そして、こんな大人にはなりたくないと思いながら育ってきた。

いわゆる反面教師だった。

 

でも、いまは、認知症もすすみ、

私のことが分からない日もある。

だから、好きだの嫌いだのって、

もうどうでもよくなってた。

 

で、ある日の夜。布団の中で。

母のことを考えた。

 

一人で私を育てたのは、大変だったろうな。

不器用だったから愛情の伝え方も下手くそだったんだろうな。

あれ、私、母のこと、大好きなんじゃない?って思いが溢れてきた。

あぁ、大の大人が、、、布団の中で、、、

目頭あつくなってきちゃったよ。

心の中でつぶやいた、、、ママ、大好きだよって。

 

こんなおばさんがね。

恥ずかしいけど、おかしいけど、

その言葉が、ぴったり、しっくりした。